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富山の放課後等デイサービス「キッズハウスのぞみ」のブログです。
日々の活動の様子や療育プログラムを紹介しています。
みなさまおはようございます、こんにちは、こんばんは!
キッズハウスのぞみ立山
指導員2年生、広報担当のTです☆
今回は私、指導員Tの日記です。
私は指導員としての経験はまだ2年目で、それまでは全く別の仕事をしていました。
福祉業界の仕事もこちらが初めてで先輩スタッフの方々から教えていただいたり、
研修で勉強させていただいたりしているのですが、支援は教科書通りにいかないことの方が多く、
毎日勉強勉強の日々です。
ミニゲーム大会
先日、集団活動でミニゲーム大会を開催しました。
先輩スタッフや保育士スタッフは集団をまとめ上げることがとても上手で
みんながざわざわしていても、魔法のような一言でその場をまとめてしまいます。
が、私にはまだそのような魔法は使えないので、
他のスタッフよりも、事前に緻密な計画を立てたり入念に下準備をして本番に挑むのですが、
計画が緻密なぶん、想定外の出来事が起こると一気に流れが崩れてしまいます。
この日も流れを崩さないように、最新の注意を払いながらゲーム大会はスタートしました。
ミニゲーム大会でまず想定されることは「ルールの認識の相違」問題。
楽しく遊ぶためにはルールが必要ですが、
学校でのルール、ローカルルール、マイルール・・・色々なルールがあります。
そこでよくトラブルになるのがルールの認識の違い・・・
「僕の学校ではこうだ!」「仲間内のルールはこうだ!」で揉めてしまうことも多々あります。
なので、最初に
「みんなの学校や友達同士で色んなルールがあると思うけど、今日はのぞみのルールで行います。
審判は私が行うので、今日は、みんなの知っているルールと違っても、のぞみのルールでお願いします!」
と宣言。
これでルール関係のトラブルは回避される!・・・ハズ。
二つ目に想定されることは飽きがきてしまって集中力が途切れてしまうこと。
そうならないため、ゲームを4つ用意。さらにのぞみキッズから追加のゲームを要望されたので
ゲームを5つに増やしました。
私はいつもスタッフごとにチーム分けをして「あとはお願いします」の意味を込めて全てを託す手法を取るのですが、
今回はスタッフの人数が限られているのでチームは細分化せず、男子チーム・女子チームの二つに分けることにしました。
ゲームは個人戦・チーム戦両方ありでどちらも点数が入ります。
そして1つめのゲームが始まったわけですが、
思った以上に「やりたいやりたい!」「私が先」「僕が先!」のやりとりがあり・・・
開始早々雲行きが怪しい・・・。
最初にできずに拗ねる子、部屋から飛び出す子、
しかし、このくらいは想定していたので他スタッフがケアをしてくれ、ゲームは続きました。
早々に一つ目のゲームを切り上げると
「もっとやりたかった」
という声と、
「次のゲームをやりたい!」
という声。
想定以上にゲームにはまってしまった、本来ならば嬉しい誤算が
サクサク進行をしていかねばならないことへの葛藤。
今回は泣く泣く次のゲームへうつりました。
二つ目のゲームの説明をしたところ
「ぜんぜんわかりません」
と、やったことのないゲームでルールが分からないとのこと。
私の時代ではメジャーなゲームだったので想定外の問題・・・ジェネレーションギャップ。
このへんでもう想定の流れは崩れ始めてきました。
ゲームのルールを簡素化し、ゲームを行うことにしたのですがここでもまた
「僕が先!」「私が先!」「やりたいやりたい!」
が始まり・・・
ゲーム会場はどんどんヒートアップしてしまいました。
少し落ち着きたいところですがどんどんゲーム会場から飛び出すキッズたち・・・
先に飛び出したキッズたちについている為、もうケアをしてくれるスタッフもいません。
私は現場盛り上げスタッフにゲーム会場をお願いし、飛び出すキッズの元へ行こうとしたとき、
先に飛び出したキッズたちが戻ってきてくれ、ケアをしていたスタッフが次に飛び出したキッズたちの元へ。
「あとは任せて!現場(ゲーム大会会場)戻って!」
(´;ω;`)✨✨
先輩スタッフの神対応に助けてもらい、現場(ゲーム会場)に戻りました。
少し落ち着いたところで最後のゲーム。
結果は、男子チーム・女子チーム、引き分け。
「どうするの?どっちに点数入れるの!?」
とのぞみキッズたちに迫られた私は
「じゃ、ジャンケンで・・・」
と言ってしまってから、やってしまったことに気が付きました。
「誰がジャンケンする?!」
「僕が!」「私が!」「やりたいやりたい!」
そうなるよね(T_T)
この短時間で何度同じ失敗を繰り返すんだ、と自分の愚かさに泣けてきたところで
なんとかジャンケンの勝敗がつき、点数が入りました。
そして今回のゲーム大会の総合得点を数えることになりました。
数えている間・・・
(このかなりヒートアップしてしまった状態で負けてしまったチームの子たちをどうケアしたらいいのか・・・)
と真っ白な頭で一生懸命考えていたところ、結果が出ました。
「結果は、・・・同点だ!」
ど、
同点!!
のぞみキッズ「こんなに色々ゲームをして、同点ってすごくない?!」
本当に!!
最後はうれし泣きでした。
反省点は色々ありましたが、思い返してみると
反省点がたくさんあったゲーム大会でしたが、
(ゲーム大会中はいっぱいいっぱいで気が付かなかったけれど)思い返してみると
「あれ?去年までは集団活動になると集団の輪から外れて陰から見ていたあの子、
今回はみんなの中心になってゲームを盛り上げてくれていたな」
「去年のゲーム大会で拗ねていた子が、リーダーとして他の子も楽しめるように配慮してくれていたな」
「会場を飛び出した子たちも戻って来てくれてよかったなぁ」
とのぞみキッズたちの成長に気が付いたり、頑張っていた姿を思い出しました。
日々頑張っているのぞみキッズたちを見ていると、私も頑張ろう、頑張りたい!と思わされます。
まだまだ頑張らなければならない部分も、勉強しなくてはいけないところもたくさんあるのですが
スモールステップで一歩ずつ前進していけたらいいなと思います。
ー完ー最後までお読みいただきありがとうございました。
富山県中新川郡立山町の児童発達支援・放課後等デイサービス
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上市